追加日: 2023年9月8日
記録年(月):
記録年(月):
比丘の日常・托鉢╱PIṆḌPĀTA
【解説】
比丘(びく・bhikku)という言葉は、乞う者、乞食者という意味を持ち、食物だけではなく生活全般を他に依存する出家修行者の呼称として仏教以前から使われて来ましたが、テーラワーダ仏教では現在も具足戒を受け、修学の日々を送る出家者(pabbajita)をこの様によんでいます。
比丘、及び沙弥は出家者の生活様式として四つの拠りどころ(nissaya)について学ぶよう最初に和尚から教えられます。衣、食、住、薬のそれぞれを観察し、吟味して用いることになりますが、「食」については托鉢に依る、とされていて、都会の寺院にあっても、森の寺院にあっても、毎朝托鉢に出かけるのは当然の営みとされています。
この動画ファイルは、タイ東北地方のある村の比丘等の托鉢時の情景で、もち米を主食とする村人からの施食を淡々と受け、僧院に戻る彼らの様子が撮影されています。尚、PDFには、托鉢行に関して記された、仏教大学発行の小論文が掲載してあります。
メディアの再生: 外部サイト