【概要 / 抜粋】

【この書籍は見開きページ左にタイ語、右に英語で同じ内容が書かれています。】
仏教は慈悲の宗教であるとされています。仏陀は大悲(mahākaruṇā)といわれる無辺なる美徳を具えている方であり、すべての仏教徒に、その行いや言葉遣い、優しい心によって他者を思いやり、助け、支えるようにと教えたのです。たとえまだ、何か具体的な行いがない時であっても、すべての人や命あるものに、災いがなく、等しく幸福であるよう願い、その思いを拡げるように、と。
その慈しみの心にたえず敵対するひとつの煩悩があります。それは怒りです。
怒りは慈悲心を生じさせまいと待ち受ける宿敵のようなものです。怒りを捨て去るために、私たちはどのようにしたら良いのでしょうか。(前書きより)
― 法施本としての本テキストの原本提供者はタイサンガの著名学僧P.A.Payutto.
配布元は師が住職を務めるニャーナウェーサカワン寺院。本書のpdfファイルはこちらからダウンロード可能。(総ページ数は英語の本文部分について)