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法と律
追加日: 2022年2月10日
発表年(月): 2021年
ブッダの正法が日本に根づくために
設立記念コラム「私たちの幸福とは」
石川 勇一 (著)

【概要 / 抜粋】

【こちらのPDFファイルはWebサンガジャパンVOL.1に掲載された設立記念コラムを縦書きに編集、転載したものです。】
近年、日本にブッダの正法の種が蒔かれました。これは日本の歴史上、特筆すべき大きな出来事です。
このことは未だほとんどの日本人に知られておらず、理解されていないと思われますので、簡単にご説明したいと思います。日本にはこれまで幾度も種々の仏教の教えが伝わってきました。公式的には、6世紀に朝鮮半島から仏教が伝来し、土着の神道との習合など紆余曲折を経て日本に仏教が広がったとされています。西暦604年には早くも聖徳太子が制定した十七条憲法に「篤く三宝を敬へ。三宝とは仏・法・僧なり」(第二条)と記され、国の根幹に仏教が据えられました。日本仏教は北伝の大乗仏教ですが、その根拠となる大乗経典群は、ブッダが入滅されてから少なくとも300年程度経過した後、およそ1400年間に渡って創作されたと考えられています。
【元の文章もオンライン上で公開されています。こちらから御覧ください。】