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法と律
追加日: 2022年3月19日
発表年(月): 2021年
何のために瞑想修行をするのか
Luangpor Pramote Pamojjo (著)

【概要 / 抜粋】

このテキストはタイ国仏教サンガの著名な瞑想指導僧であるプラーモート師の、ウィパッサナー瞑想に関する法話をまとめ「法施本(在家者の寄進により布教用に無料で配布される本)」として出版された小冊子を日本語に翻訳したものです。テキストの中でプラーモート師は「この瞑想修習は一般的な意味での幸福や静けさを得るためのものではなく、すべてのものごとが生じたら滅することを観るための実践なのです」 と、この様に述べています。通常の言葉、そして語り口調で記されているので理解し易い面もあるのですが、示されている瞑想実践の内容は四念処の心随観を中心に据えたもので、その、心の状態を客観的に「観る」「知る」という修習には実感、体感を伴った一定の経験が必要となるものです。タイ国森林派の行法や出入息念も取り入れたプラーモート師独自の瞑想実践とその解釈も、テーラワーダ仏教に伝承されている止と観の行法、そして、三相の直証へと向かう方向に収斂されているといえます。
尚、翻訳に関しては2021年12月2日、プラーモート師ご本人とLuangpor Pramote Pamojjo's Teaching Media Foundationより翻訳許可を得ており、和訳された後、原本と同様にタイ人在家者による寄進によって印刷され、日本人向けの 「法施本」となります。【工藤圭史(訳)】【こちらのPDFは、以前に法施本の冊子として配布していたものです】

総ページ数: 30