dhammavinaya.jp
法と律
追加日: 2023年4月27日
発表年(月): 2023年4月
テーラワーダ仏教 / 教理の基礎と修行実践
Phra Mahāpunnyō (訳, 編)

【概要 / 抜粋】

 法(dhamma)と律(vinaya)に関する初学者用のテキストとして、タイ国サンガで最もよく用いられている教理教科書・ナワゴーワート(NAVAKOVĀDA)は、比丘や沙弥として出家した者だけではなく、一般の中高生が使う仏教教育の教材ともなっている。
 その内容は、前半が「律の制定」と題されたパーティモッカ二二七条の略訳、続く「法の分別」では、二法、三法といった法数ごとに法語の解説がなされている。
 例えば二法では、念(sati)と正知(sampajañña)が最初に提示されていて、次の三法では、仏、法、僧の三宝の概説、四法では四念処、と続く構成によって、テーラワーダ仏教の重要なテーマとなる戒、定、慧の三学に基づく修行実践に導く様式になっていることが知らされる。
 その「法の分別」に学僧、高僧の解説文を加え、「止」と「観」の実践修行に向けた具体的な行法を後半部分に編集し、無常、苦、無我の三相を直証する行法を示したものがこのテキスト、『テーラワーダ仏教 / 教理の基礎と修行実践』である。  (尚、このテキストの流通に関しては、中山書房仏書林に依頼しておりますが、タモ寺院サンガ、及び編纂者は販売に関与せず、生じた利益を受領しないことについては、既刊の三冊と同様です)

総ページ数: 184