dhammavinaya.jp
法と律
追加日: 2025年9月29日
記録年(月):
布施と随喜
Dāna-Anumodana

【解説】

タイ国の人々にとって、布施行はタンブンという言葉と共に習慣化した営みであり、機会あるごとにその日常生活を彩るものとなっています。 学校や病院、困窮者にたいしての寄附もタンブンと呼ばれることがあり、中でも福田(puññakkhetta)とされる比丘サンガへの布施行は特別なもののようで、たとえばグループで旅行に出かける時も、その土地の見知らぬ僧院に立ち寄って布施をする、といった事がよく行われています。早朝の、どこの村や町でも見かける托鉢僧への食物の布施も同様で、そこでは、出家者と在家者が互いを尊重し、恭敬する相互関係が成立していて、それらによって仏教伝承の礎が形成されていると言うことが出来ます。 サンカターンといわれる、比丘衆が日用品として使う石鹸や薬などの布施は財施 (Amisa-dāna)とされ、高僧の法話を印刷した冊子を配布するような行いは法施(dhamma-dāna)となります。 この動画ファイルには、在家の方から布施を受けた後に比丘が唱える随喜の偈文が収録されています。誦経の音声を聞きながらPDFのパーリ文と和訳文を読む場合は、外部サイト > (画面左上) dhammavinaya.jp > PDFの順序でクリックして下さい。

メディアの再生:  外部サイト