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法と律
追加日: 2022年8月2日
記録年(月):
慈経
Mettasuttaṃ

【解説】

初期仏教の時代から伝承されている「法」と「律」を拠りどころに修道生活を続ける出家比丘と、社会人として、あるいは家庭人としての生活を維持する在家者を結びつける営みが、様々な場所、様々な機会において為されているのがテーラワーダ仏教の特徴といえます。
たとえば、比丘の托鉢修行がその例で、毎日の托鉢行には毎日の布施行でそれに応える在家者の姿は、南方仏教のどの国でも見られる光景です。
時には、新築の祝い、結婚の儀礼などに比丘衆が招待され、施主の要請に応じてパリッタ(paritta 護呪経)が唱えられます。パリッタを構成する経には様々なものがありますが、必ずといって良いほど多くの機会に唱えられる経が「宝経」「吉祥経」「慈経」など、パーリ経典・スッタニパータに編集されている経で、その中の「慈経」がこの音声ファイルです。
今回、外部サイトとして編集に加えたものは、僧院で大きな行事が催される際に境内に流されることもあるチベットで制作された歌曲で「無量の修習・限りない慈しみ」と題されています。

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